後から気付いた。


付き合うって…


カップルになること!?


そっかぁ…そっかぁ…


ってことは、俺…


李紗ちゃんの気持ち踏みねじったのか!?


最低だ…俺最低だ…。


親父も鈍感だったらしい


俺、親父に似てしまったのか…。


「光輝♪入るよ」


「…なんだよ星那」


「ふふっ♪私、彼氏出来ちゃった」


「えぇぇ!?星那に?」


「ふふんっ!でも…最初はあり得ないと思った。だってクラスの真ん中で告白されたのよ?」


……俺は路地裏か。


「しかも叫んだし」


俺も叫ばれたな…。


「でも、今じゃ大好きなんだよ♪少ししか話したことナイのに…想いって、ずいぶん変わる」