弟くんと危険な関係!

キーンコーン♪



下校のチャイムが響き渡った。





「ほーたる♪健太と楽しんで来てね♪」


やたらご機嫌な舞は、あたしの肩を何度も叩いた。


「まい…どうしたの?」



あまりのご機嫌な態度に、逆に心配になったあたし。




「実はねー…♪真山くんと今から一緒に帰るの♪」




ええー???!!



「な…なに?!その急展開!!!」



あたしが動揺していたが、舞はあたしとは真逆でルンルンしている。

そしてまたあたしの肩を叩いて、



「じゃ、あとでメールするね♪」



そう言って、真山くんのところへ走って行った。