「俺、今日からはオープンにアタックすっから。」


大地は開き直った。



「オープンにアタックって…??!」


突然の告白に恥ずかしくて訳がわからない。


大地は椅子から立ち上がり、軽くパニックを起こしているあたしの横に立ち、


いきなりギューっと抱き締められた。



「これが、オープンにアタックだよ。」


そう言ったあと、大地はあたしの顎を片手で掴み、

強引にキスをした。



「…っ?!ちょっと!!」

あたしは僅かに離れた唇から声を発した。



「大地!過去に強引すぎて、ひかれたんでしょ?!これも十分強引だよ!!」


あたしは訴えたが、


「ほたるは絶対にひかない。違う?」


そう言って、またあたしの唇は奪われる。


そう、違わない。
強引なのも、正直嫌いじゃない…。


「んんっ…!!」


激しいキス。強引なキス。


でも、不思議…。
嫌じゃない。


その日、あたしは何度も大地に唇を奪われ、

頭の中が大地でいっぱいに埋めつくされる。




こんな感じで仲直りしたあたしたち。


普通の姉弟じゃないよね…?!


ヤバイよあたし…

大地にハマってく…。