お昼になり雅也さんは買い物に出かけた。



それを見計らったかのように、入れ違いで大地が帰ってきた。



「あ…ただいま」


大地はあたしと目が合うと、ちょっと申し訳なさそうに視線を下にそらす。



「あ…あのさ…これ…」

大地は今買ってきたと思われる箱をあたしに差し出した。



「…あたしに?」


コクンと頷く大地。


何だかちょっとかわいい。