弟くんと危険な関係!

「おはよう!」


元気よく教室に入るあたし。


「おはよう!ほたる!」


舞が最高の笑顔をあたしに向けた。



「お弁当作った…?」

「作ったー!てか、舞って真山くんのこといつから…?」


「入学式で一目惚れしてからずっとよ。」



入学式ー!?

てことは一年も片思い???


「どうして言ってくれなかったのーっ!?」


あたしがわんわん騒いでいると、舞はポッと赤くなった顔を両手で隠し、


「だって…恥ずかしいし…それに、一年のときは別のクラスだったから…ミーハー気分も入ってたし…」



そうなんだ!



浮かれ気分の舞に、それ以上聞くのは辞めた。