弟くんと危険な関係!

囁かれた右の耳がジンジンする。



クサいセリフをよく恥ずかしくもなく言えるよね。



あたしはクルッと振り返ると、すごく近い大地の顔にドキッとしてしまった。



本当にキスが出来てしまうくらいの距離。



自然に視線が重なる、大地とあたし…。

あたしは恥ずかしくなってとっさに目をそらす。


「お前、学食でも露骨に目ぇそらしたよなー。」