弟くんと危険な関係!

「2人ともお疲れ様!」

「健太、真山くん!」

あたしと舞の声がハモる。

部活が終わった2人は教室の様子を見に来てくれていた。


「遅くまでお疲れ様、ありがとな。」

健太はあたしたちにお礼を言った。

優しいなぁ、部活で忙しいのに気にかけてくれて。



4人で玄関に向かい、あたしはまた小走りで帰ることにした。

舞は真山くんに送ってもらうことになった。
健太はあたしを心配していたが、また健太の優しさに甘えるわけにはいかない、と思い、手を振って3人と別れた。