弟くんと危険な関係!

『今日も文化祭の準備で遅くなります』

お母さんにメールを送った。

部活やバイトなどで帰る生徒が増える中、あたしは看板作りを黙々と進めていた。

「ねー、ほたる。あきらかな嫌がらせだけど、誰かに恨まれてるとかない?」

舞は冷静に語り始めた。

「え?あたしに?」

突然の舞の質問に、あたしは手元が狂いそうになる。

「え?あたしが恨まれてて看板をこんなにされたってこと??」


舞は一呼吸おいて静かに言った。



「…たとえば、相川さんとか…」