弟くんと危険な関係!

「ほたるさんってかわいいし優しいし私好きです。これから仲良くしてくれますか?」


ニッコリ笑うほのかちゃんがあまりにもかわいくて、女のあたしがドキドキしてしまった!

あたし、妹がほしかったから、こんな妹がいたらいいなぁなんて妄想してしまった。



「こちらこそ仲良くしてねっ☆今度家にも遊びにおいで。」


あたしが答えると、ほのかちゃんはさらにニッコリ笑って、


「ぜひ伺わせていただきます!」


と答えた。



「ほたる!」



食堂の入り口から舞の声が聞こえてきた。


「何やってんの?委員長が二宮が戻ってこない!看板作りをサボってるーって怒ってたよ?」


おー!忘れていた!
今は準備中だったんだ!


委員長って怒ると怖いんだよねー…。


「ごめん!今戻るわ!
じゃあね、大地!」


あたしは大地に手を振ると、横でほのかちゃんも手を振ってくれた。


あたしは二人に手を振って舞の待つ入り口に向かった。