弟くんと危険な関係!

『で…?健太とキスして、自分の気持ちがわかったの?』


舞は本題に入った。


健太とキスをして、健太の事を『怖い』と感じてしまった。


そして、一つわかった事がある。



「舞…。あたし、大地が好きかもしれない。」



そう。
義弟とか、年下とか、そんなのは関係なく、ただ一人の男性として、大地にすごく惹かれている事に気付いた。


笑った大地の顔が見たい。
キスをするときの大人びた顔が見たい。
不安そうな顔がかわいい。


知らず知らずに大地に惹かれていたのに、
あたしは『健太が好き!大地は年下だし弟だし好きじゃない!』
と思い込んでいたのだろう。


血は繋がっていなくても、『弟』という関係だから好きになってはいけない!とブレーキをかけていた。