王子に部屋を出て、ロイさんについていくと、色々なことを教えてくれた。



掃除はどこをするのか、王子のために何をすればいいのか、どの部屋がなんなのか、そしてあたしは王子の専用ご飯なのだということも・・・



「さて、あらかた説明いたしましたので最後はここの使用人などの紹介でもしましょう」




そういって、ロイさんは調理室へ連れて行った



「麻理さん、この方はキルさんといって主人の食事を作ってくださる方です」


「初めまして、麻理ちゃん」


そう言って優しそうな男の人は、手を差し出し握手を求めてきたので、かえした。



キルさんの自己紹介が終わるとロイさんが、次は廊下へ連れて行った





そこにいたのは、栗色の長い髪、モデルのような体、そして灰色の瞳の女の子だった



「麻理さん、この方はこの屋敷の掃除をしてくれるマジュさんです」



「は、はじめまして」

あたしは、その綺麗さに気をとられていた


「はじめまして、あなたが麻理ちゃんね?すごく可愛いわね」



マジュさんは、にっこり笑って自己紹介をしてくれた



自己紹介が終わると、次は庭へ連れてこられた


庭には、背の高い男の人がいた



「麻理さん、この方は庭の手入れなどをしてくれるレイさんです」


そこにいたのは、赤い髪、紫の瞳の男の人だった