「お前の血うまいな」

そんなことをいわれて、あたしは、顔が赤くなった




「ご・・・ご主人様?」



「なんだ?」


「あ・・・あの、あたしは・・・『すいませんリオ様』」


言いかけた瞬間ロイさんが入ってきた



「なんだ?」


「ハイ、これから麻理さんには、覚えにといけないものがたくさんあるので
 連れて行ってもいいでしょうか?」


ロイさんは、もうしけ訳なさそうに王子に言った


「わかった、おい麻理」


初めて、名前で呼ばれてあたしは、ドキッとした



「夜、またこいよ」


王子は、また不敵な笑みを浮かべてあたしに言った



「はい・・・ご主人様」




はぁ・・・これからあたし・・・どうなっちゃうんだろう