「おい!!なにやってんだよ 兄貴!!」



王子は、助けに来てくれた

あたしは、王子の顔を見てホッとしたのか涙が出てきた


「ご・・・ご主人様・・・グス・・・ひっく」



王子は、あたしに近づいてやさしく抱いてくれた



「麻理、もぅ大丈夫だからな」

「なぁ~んだ・・・リオのメイドだったんだ」


今まであたしの血を吸っていた男の人が言った



「あぁ、そうだよ勝手に麻理に触れんじゃなーよ!!」


「ご主人様・・・」



(なんか、顔見知りみたいだけど・・・)


「ごめん麻理言っとけばよかったんだよ・・・こいつ俺の兄貴なんだ」


(・・・へ?兄貴?・・・えっと・・・えぇーーーー!?)



「よろしくね?麻理ちゃん 俺リクっていうから、リ~くんって呼んでね」



リクさんは、二コっと笑って去って行った







この後、王子からのお仕置きがくることをあたしは知らない