瑠璃色の華

「色…?」

蓮は首を傾げながらきく。
「お前の瞳だ。綺麗な翡翠の色だ。」

スッと空いている方の手を蓮の顔の前にかざす。

その行動に蓮は手を目で追ってしまいそうになるのをぐっとこらえて、どこか遠くに照準を合わせた。

「ありがとうございます。」

蓮は素直に礼を言い、斎藤の握手を解いた。

「でも、苦労しただろー。」

原田がご飯を口にかき込みながら言う。

「苦労?」

ゴックンとご飯を食べ終え味噌汁に手を伸ばす原田にたずねた。

「だって、こんだけ攘夷が蔓延してるんだ。蓮の目はぱっと見た感じ異人だからなぁ…。」