瑠璃色の華

「蓮姉様…。」

桃が呆然と呟く。

「さぁ。青龍をお止めなさい。」

蓮が少し固い声音で言うと。

「青龍。戻って。」

桃がボソッと呟いた。

ゴオッと一際強い風が吹き、沖田は目を閉じた。

「申し訳ございません蓮様。」

その声に目を開けると刀を持った蓮と頭を下げる桃。
そして、蓮を支えている土方の姿があった。