瑠璃色の華

「2人?」

祥啓の言葉に総司が首を傾げる。

「はい。私は帰る方法を探します。」

そう言った祥啓に慧斗と光琳が焦る。

「危のうございます姫様っ!!どうかお考えなおし下さいっ!!」

慧斗が袖にすがるのも気にせず祥啓は続ける。

「いいえ。何としてでも3日以内にあちらへ戻る方法を見つけなければ…!!」

その言葉に慧斗達はハッとした。

「珀明様…。」

光琳の呟きに土方さんが眉を寄せる。