「あぁ…。良かった。安堵しました。痛い所はありませんか?」
起きあがろうとする慧斗に手を貸しながら訊ねる。
「ご心配おかけして申し訳ございません。私は大丈夫でございます。」
そのとき光琳も目を開いた。
「光琳っ!!無事で何よりです。」
普段ならはしたないとたしなめられるが今だけはそんなことを考えずに光琳を抱きしめる。
「さて、そろそろ本題に戻していいかな?」
男が刀をこちらに向けながら言う。
「君達は何者?」
慧斗と光琳を庇うようにして2人の前に立ちはだかる。
「この2人に日本語は通じません。私がお答えします。」
祥啓はスッと背筋を伸ばし自己紹介をする。
「我が名は祥啓。字は翡翠。知らぬかもしれませんが孫国の第一王女です。そして、後ろにいるのは後宮女官の光琳と筆頭女官の慧斗です。どうぞお見知り置きを…。」
そう言って一礼をとる。
「あなたの言うことを信じるならば、孫国とやらから来たあなたは何故日本語がわかるのですか?」
「それは…。」
祥啓が言おうとすると
「それはこちらで話してもらおうか。」
被って別の男の声がした。
起きあがろうとする慧斗に手を貸しながら訊ねる。
「ご心配おかけして申し訳ございません。私は大丈夫でございます。」
そのとき光琳も目を開いた。
「光琳っ!!無事で何よりです。」
普段ならはしたないとたしなめられるが今だけはそんなことを考えずに光琳を抱きしめる。
「さて、そろそろ本題に戻していいかな?」
男が刀をこちらに向けながら言う。
「君達は何者?」
慧斗と光琳を庇うようにして2人の前に立ちはだかる。
「この2人に日本語は通じません。私がお答えします。」
祥啓はスッと背筋を伸ばし自己紹介をする。
「我が名は祥啓。字は翡翠。知らぬかもしれませんが孫国の第一王女です。そして、後ろにいるのは後宮女官の光琳と筆頭女官の慧斗です。どうぞお見知り置きを…。」
そう言って一礼をとる。
「あなたの言うことを信じるならば、孫国とやらから来たあなたは何故日本語がわかるのですか?」
「それは…。」
祥啓が言おうとすると
「それはこちらで話してもらおうか。」
被って別の男の声がした。
