瑠璃色の華

『祥啓がいなくなってからもう5日も経つ。なのに、どこからも情報が挙がらないのは何故なんだ…?』

―5日 その言葉に蓮は愕然とした。本来なら祝言を挙げて夫婦として伯明の隣にいるはずだったのに…。
(ここにいます。私は…祥啓はここにいます…!!)

声に出したいが嗚咽が邪魔をして声にならない。

『俺はまだ諦めませんっ!!誓ったんです。祥啓姫と。どこにいても愛し続けると。』