瑠璃色の華

恐る恐る障子を開け中へ足を踏み入れる。

「水寓刀…?」

光の出どころらしい自分の刀を手に取り鞘から刀身を抜く。

青色の光が強くなる。と同時に刀身の表面が水鏡のように歪み映った人物に蓮は愕然とした。

「父上っ!!伯明様っ!!」

そこには愛しい2人の苦悩に満ちた姿が映し出されていた。