瑠璃色の華

「どうしたものかしらね…。」

斎藤の部屋を出た蓮は再び広間への廊下を歩いていた。

(斎藤一。要注意かしら?)
考えている蓮の視界の端を光が掠めた。

「何…?」

足を止めるとそこは土方の部屋の前だった。

(誰かいるのかしら…?)

未だ部屋の中からは淡い青色の光が漏れている。