「もう今後いっさい、私に関わらないで。

三浦くんの周りにもかわいい子がいっぱいいるでしょ?

私みたいなおばさんよりも、その子たちと仲良くしたら?」

三浦くんはうつむいてるだけで、何も言わない。

私、おかしい。

何で胸が痛いの?

三浦くんのせいで、嫌な思いをしたって言うのに。

そんなことを思いながら、
「わかったなら、もうこないでちょうだい!」

そう言って、背中を見せた。

彼から離れるように歩いた時、
「待ってください!」

三浦くんが呼んだ。

足が止まってしまったのは、無意識からなのだろうか。

「俺、あきらめませんから!」