AM7:45 出発の時間だ。 聖を迎えに行く。 時間に遅れるわけにいかない。 聖がうるさいかどうかは、まだ遅刻したことがないため確認できていないが、 自分自身、遅刻するということが嫌なのだ。 靴を履いていると猫が足音も無く現れた。 「にぃ~にぃ~」 か細い声をだして、私の足元へすり寄ってくる。