「えーとこれは…」 「そこまでは合ってる」 先生…… 近いーっ! 息が耳に掛かるほど 近い距離に先生はいた。 「あ、そこ違う」 当たり前ですよ! 先生が近すぎて 集中出来ないんですよ! 「貸してみ」 先生はあたしから シャーペンを強引に 奪い取る。 「これは過去形だからed。 分かった?」 「まあ…軽く」 「軽くじゃなくて、 完璧に覚えるまで 帰らせねぇぞ」 「頑張ります…(泣)」