あの酷い争いから、かなりの時がたった。 平和であり、島々はそれをあたりまえだと考えてしまった。 そのせいか。 あの酷い争いを忘れてゆく者があらわれだす。 そして見えぬものが壊れはじめた。 音をたてて、確実に。 それに気づいたものは嗤った。 声をあげずに、ひっそりと。