―――――――――― 『どんだけ告られても、"俺、忘れらんねー奴が居る"って言って断るんだって。 しかも、噂によれば、香西の片想いらしいよ? 皆、その片想いの相手を、正体も知らないのに超嫉妬してるよ?』 ―――――――――― ヒロより先に帰宅して、自室で瞑想中…。 部室で続きを話してくれた、飛鳥の言葉を思い出す。 「"忘れられない人"そんな人、あいつにも居るんだ…。」 『ただいまー。』 .