ガラッ びくっ ツカツカ シャーッ! 勢い良く開けられたベットの側のカーテン。 『大丈夫っっ!!?』 ちょっとだらし無く裾の出た体操服姿の飛鳥。 走って来てくれたみたい…。 「うん。軽い脳震とうだって。もう教室戻るよ!」 『ホントに!ぼーっとしてちゃダメでしょーが!!』 お母さんみたいに飛鳥は怒る。 「へへっ。ゴメンゴメン。」 『へへっじゃないよっ!心配したんだからぁ!』 「ゴメンね?大丈夫だって!さっ!帰ろ?」 『よしっ!』 私達は、保健室を後にした。 .