「寒いな・・・」


やっぱり明け方は
まだまだ寒い。


俺は中川に毛布をかけた。



今思えば、コイツ・・・一人暮らしなのかな。


でも、一人暮らしにしたら
ちょっと広いような気もする。


ベットの周りには
体温計、スポーツドリンク、風邪薬・・・・。


こいつ・・何時に寝たんだろう。



俺の看病してくれてたんだな・・・。



「やっぱ・・お前、他の女と違うよ」


お前は俺の調子を狂わせる。

冷静に対処できなくなる。


女なんて・・・
自分の立場が弱くなると泣いて、怒って、逃げて・・・


結局・・・自分の事しか考えてない生き物なんだ。






なのに何で俺は―・・・