「あのぉ~。お一人ですかぁ?」
「・・・・・・・・」

さっきから、視線を感じるなとは思ってたけど

「あの...暇なら一緒にお食事にでも行きません?」

俺の隣でモジモジと体をくねらせてるこのケバい化け物

犯人はコイツか。


パンダみたいな顔しやがって


でも、ここは冷静に断ろう


「友達来るんで、すいません」


早くどっか行けよパンダ女!!


「きゃ~!!シャイボーイ~っ」

この女....!!!
何がシャイボーイだぁ!?!?
お前みたいな化け物、直視してみろ!!ぶっ倒れる!!


「他を当たって下さい」

俺はベンチから立ち、
その場を離れようとした。


すると、


「待って!!」

俺の腕に絡み付く化け物の腕。
「おねがぁ~い」


...これだから女は嫌いなんだ


甘えれば何でも聞いてくれると思ってやがる


化粧で化けて、自分が一番可愛いとでも思ってるんだろう。


こんな化け物に、感情をぶつけても何の意味もない

相手にするだけ無駄


俺をそこらへんのチャラい男と一緒にすんな!