「いや…ヤりたくならないわけじゃないけど…実衣は初めてだろ??

だから､怖いんじゃないかと思って､我慢してた｡」


へぇ…
そんなふうに思ってくれてたんだ｡


「駿斗がそういうふうに思ってくれてたなんて､知らなかった｡

たしかに､あたし初めてだよ?
それに､怖いとも思う｡

でも､あたしは駿斗が本当に好きだから､そういうことしてもいいんだ｡

それに､駿斗はあたし以外にも駿斗を好きな女の子がいっぱいいるから…誰かにとられないか不安なの…

我が儘でごめんね｡」


「お前さぁ…俺がお前以外の誰かとくっつくとでも思ってんの??

俺は､お前が好きなの｡

それに､お前は俺の大事な彼女だ｡

お前が誰かとくっつくのも､俺が誰かとくっつくのも､ありえないの｡

俺らは､嫌でもずっと一緒にいるの!!

わかったか??」


「うん…。駿斗…ありがと｡」


「でも…俺も男だから､実衣といろんなことしたくなるんだ｡

実衣が嫌じゃないなら…

一段階進もう??」


そんなの…

「うん｡優しくしてね??」

「あぁ｡」