あたしは、みんなのほうを向き、考えてたときにわかったことを伝えた―…

「あたし、今回いろいろ考えて、改めてみんなあたしの大切な友達だってわかったんだ。

みんなが大好きだ、って。

でも、駿斗に対する好きは、みんなに対する好きと違うんだ。

だから、あたしは駿斗と付き合いたい。」


最後のほうは駿斗を見ながら言った。

みんな、ビックリしたような顔してる。


あたしはどうしたらいいのかわからなくて固まってると、みんなが次々に

「そっか!実衣の気持ちが聞けてよかった♪これからもよろしくなッ!!」

「幸せにぃ~」

「駿斗に飽きたら俺ンとこに来いッ☆」

「僕たちに遠慮とかいらないからねッ♪」


って言葉をかけてくれた。

みんな優しい…
あたしは幸せだな…

改めて実感した瞬間だった。