―実衣Side―

あたしは家に帰って、部屋のベッドに座り、これからどうするか考えた。


でも、まったくわからない。
告白はされたことあるけど、相手を傷つけないように断ってきた。


でも、今回は別。
駿斗と洸暉は、あたしの大切な幼馴染み。

断ったとしたら、今までの関係ではいられなくなるような気がする。

それは嫌。
今まで一緒にいたから。
でも、そんなに都合のいいようにいかない。

あたしが断れば、今までのことなんて関係なく、仲良くすることなんてできない。


あたしは、3時間近く考えていた。

そして、ある考えが浮かんだ。