―洸暉Side―

朝起きたら、実衣の荷物がなかった。

急いで駿斗たちの部屋と慎哉たちの部屋に行って、実衣がいないことを伝えた。


俺が昨日告白なんかしたから…

後悔はしないつもりだったけど、実衣がいなくなった。

俺が追い詰めたんだ。
実衣になんかあったら…
全部俺のせいだ。


だが、
「俺、昨日実衣にコクったわ。」

駿斗の一言みんなが反応した。

「実は俺も…」
俺も正直に言った。

誠哉と慎哉は知ってたっぽいけど、空良はかなりビックリしてた。


「今は実衣を探すことが優先でしょ?」

誠哉が冷静に言う。

その言葉で俺たちは実衣を探すために、急いで旅館を出て、とりあえず家に向かった。