―in部屋―
駿斗たちと別れて、自分の部屋に戻ったあたしと洸暉。
「洸暉、さっきはごめんね?」
あたしは、洸暉にも謝った。
「…なぁ、実衣。
言いたいことあんだけど。」
「なに??」
「俺さぁ、小学校のときからお前のこと好きだったんだよね。」
えっ?何言ってるの??
「最初は普通の幼馴染みだった。
なのに、実衣が駿斗たちと仲良くしてるのを見ると、胸が苦しくなった。
今まで、実衣に告白はしないで近くで幼馴染みとして見守ってようって思ってた。
だけど、今日みたいなことがあると、すっげぇ不安になる。
今すぐにとは言わないけど…
考えておいて。」
あたしは、その言葉を聞いてるとき放心状態だった。
そんなこと知らなかった。
ずっと一緒にいた洸暉が…そんなふうに思ってたなんて…
あたしは、洸暉と同じ部屋が気まずすぎて部屋を出た。
