ガラガラッ

「『キャーーーッッ』」
あたしたちが入ったと同時に、悲鳴に近い歓声が。

その原因は…

「『駿斗くーん!!!!!』」

「『空良くーん!!!!!』」

「『洸暉さまぁー!!!!!』」

…この3人が原因だね。

想像はしてたけど、ここまでスゴいとは…。

歓声の中には沙羅の名前を呼ぶ声もあって、あたしってこの4人に釣り合わない…

「実衣?大丈夫か??」

駿斗が話しかけてきた。

自分では気付かなかったけど、ボーッとしてたみたい。

「あっ!全然大丈夫だよッ!!気にしないで!」

慌てて否定したら、駿斗は少し疑ってたけど納得してくれたみたい。