―沙羅Side―

実衣と李里と一緒に先輩に呼び出された。

校舎裏で言われた言葉に呆然とした。

誠哉のことは信じてたのに、
誠哉はモテるから、あたしなんかより
イイ人なんていっぱいいるんじゃないか、
って思ったんだ。

だから、あたしと別れたほうが誠哉は幸せなんじゃないか、って思って、別れようって話した。

でも、誠哉はあたしが聞いた話しは嘘だと
教えてくれた。

あらためて考えてみれば、
なんであたしは他人の言い分を信じたんだろう、とか、なんで話を聞いたときに誠哉に確認しなかったのか、って思った。


これからは、何でも誠哉に相談するッ!!

今回のことで、そう決めたんだ。