「なぁ、実衣?」

「ん?」

「なんで、あんなに誠哉に聞いてたの??」

「いろいろあって…」

「言え」

「えっ?!無理だよぉッ!」

「どうしても言わないなら…」

ベッドの駿斗の横に座らされたあたし。

そして、深いキスを繰り返される。

「ん…っ……ぁ…はっぁ……ん…ぁ…」

一度唇を離され―…

「言う??」

「…言わ…ない」

「あっそ」

「んンっ……」

また深いキス。

いつのまにかエロくなったあたしは、キスじゃ足りなくなり―…

「……しゅ…んと……」

駿斗の胸板を叩き、名前を呼んだ。

「ん??」

「あたし…駿斗とシたい…」


駿斗はニヤッと笑い、

「お前が話したらな。」

と言った。
ドSだ…正真正銘のドSだ…


「わかった。話すから。
話したら、シてくれる??」

「あぁ。もちろん♪」

「あのね、李里が誠哉のこと好きなんだって。それで、誠哉に好きな子とかいないか、あたしが李里の変わりに誠哉に聞いたの。」

「ふぅーん…
それで、好きなヤツが三条だったからお前が告白しろとか言ってたわけか。」

「うん…。
あたし話したからね?
だからシよう??」