‐放課後‐

‐Side.フリー‐



「男子寮かぁ…」

「大丈夫、由李亜は私が守ってあげるわ。」


「…栞が言うとマジで男より信用あるよな…」

走真はボソッと言った。

「…あら…何か言った?走真」

栞はニッコリと笑った

「…いや。」


寮に着いた由李亜達は部屋を探した
栞と由李亜の部屋は隣同士で多少は男子生徒の部屋から離れた端っこにあった。
走真の部屋はあまり離れていない所にあった。


「あら、一人部屋なのね」

「本当だぁー、でも栞ちゃんとなら私同じ部屋でも良かったな」

栞をちらっと見ながら恥ずかしそうに笑った

「可愛いことを…」

栞は由李亜に微笑み返した


「…俺はあえて突っ込まない、何も言わねぇ…」