「呵位くんっ、愛斗くんっ、席、座れないなら一緒に食べない??」

「顔、赤いな…」

呵位は由李亜の前髪をサラっと触ると優しく微笑んだ

「か、かかか呵位くんっ!?」

「‘か’が多いぞ?」

呵位は今度は少し意地悪そうな笑顔を見せた。

「あのさ~…邪魔して悪いけど…時間なくなるから早く食べよう?」

愛斗が呵位の後ろからぬっと顔を出した


「そうだな。」

「うん!!じゃあ、行こっ」