「由李亜っ!!大丈夫かよ!?男子寮って…」


チャイムが鳴ってすぐに
走真が由李亜の元へ
駆け付けた。

「う、うん…ちょっと心配…」

「さすがね…無法地帯と
言われてただけあるわ…」

後ろから聞いていたのか
栞が声をかけてきた。

「なっ、なんでお前は
いつも出てくんのが急なんだよ!!」

「走ちゃん、栞ちゃんは
そうゆうの得意なんだよ♪」

走真は苦笑いしている

「由李亜、走真はほっといて、空きの教室行きましょう。」

「えっ、うん!!」

栞は由李亜の手を引き
教室を出た