クラス全員の自己紹介が
終わり担任から
寮の説明が始まった

寮は学校から徒歩5分。
食堂もあって
朝と夜は寮の食堂で食べるなど担任は細かく説明していった。

「それとな…」

担任は言いにくそうに話を始めた

「実は…女子寮がまだ
未完成な部分があってな…
と、言ってもほとんど完成している!ただ…2人だけ
男子寮に少しの間行ってもらう…」

「えぇ!?」

思わず声をあげた由李亜
あの栞でさえ驚いている。


「…本当にすまん…
職員室の隣に空きの教室があるだろう?
あそこでクジを引いて
決めることになっているんだ」

由李亜は今にも
泣き出してしまいそうな顔をした

栞は眉を寄せている



‐キーンコーンカーンコーン‐

チャイムがなり
担任は申し訳なさそうに
教室を出て行った