*Sweet×Trap* ~放課後のLOVEパレット~


「やっぱり、無理です」


「大丈夫ですよ。難しいことじゃない」



あたしが戸惑っていると、後ろに回ったセンセイは。



「僕が教えてあげますから」



ふわりと、やわらかく、あたしの手を覆って。



「ほら、気持ちいいでしょう?」



画筆をさっとキャンバスに走らせてから、


耳元でささやいた。