*** * 放課後を知らせるチャイムが鳴り終わったあと。 あたしは仕方なく階段をくだった。 準備室に行くために。 こんな時、友達でもいれば違うんだろうけど。 せめて用事でもあれば帰れるんだろうけど。 「仕方ない、か」 予定なんて、なんにもない。 センセイの、罰以外に。