「これでいいですか?」 離れた唇が問う。 「お願いしたのはキミですよ?」 脱力して動けないあたしを優しく包み直して、センセイは笑った。 そして。 「そういえば……、ここはそういう部屋でしたね」 「……?」 「続き、しましょうか」 追い打ちをかけるように、耳元でささやいた。