*Sweet×Trap* ~放課後のLOVEパレット~



「お願い、ですか?」


「うん」


「なんです?」



恥ずかしいけれど、それが。


あたしの素直な気持ちだから。



「もっと……して」



伝えたのは、あの日と同じ言葉。



「そうしてくれたら、許す」



こんなふうに言ったら、可愛くないかもしれないけど。





「……して?」



自分の顔が赤くなるのが分かったから、


それを隠すようにして、センセイの首に両腕を回した。