「軽い気持ちで与えた罰でした。
でも、キミの表情は日ごとに明るくなっていく。それを見ているのが楽しかったのも事実です。
今さら何を言っても言い訳にしかならないかもしれませんが」
「結局は……あたしで楽しんでたってことだよね?」
「そういうことになってしまいますね」
「……」
手をにぎって、絵を描かせてみたり。
耳元でささやいたり。
教壇の下のあんな狭いところに引き込んで、抱きしめてみたり……。
あたしに与えられた罰はゲームみたいなもので。
まんまとセンセイのワナにかかった自分に、ため息が出た。
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