*Sweet×Trap* ～放課後のLOVEパレット～

「あたしに罰を与えたのって……やっぱりからかうため？」


「ええ」


「そばに置いておいて、楽しむために？」


「ええ」



あまりにもあっさりしている返事に、あたしは肩を落とした。




「実を言うと、僕も退屈だったんです」


「え？」


「キミと同じです。学校に来ることなんて面倒でした」



意味が分からなくて首をかしげたあたしに、



「教師になるつもりはありませんでした」



センセイは静かに話し始めた。