*Sweet×Trap* ~放課後のLOVEパレット~


「ここに来たのは――……」




あたしが話す理由を、センセイは黙って聞いていた。





「だから最後に……」



責任をとって、もっと傷つけて。



今まで、散々そばにいて。


触れられるたびに緊張して。


あたしがどんなにまどわされたか……


センセイは、分からないでしょう?



……ううん。


分かっていたから楽しんでいたんでしょう?



だったら最後まで楽しんでいい。


イイ人になんてならなくていい。


最後まで徹底して罰を与えてくれれば、それでいい。




「お願いセンセイ、」




――あたしがここに来た理由をムダにしないで。




「……最後の罰に……キスして」