「なんでイヤリングしてへんの?」 「あ、今日は急いで支度したから・・・。」 「アキと二人でよく会ってるんか?」 「ううん。今日が初めて。」 「・・・・・・。」 それっきりよりくんは黙り込んで、 抱きしめたまま離れようとしなかった。 こんなよりくんは初めてだ。 その夜、 初めてよりくんのアパートへお泊まりすることになった。