BLUE〜よりくんと優子の物語〜



よほど大きな会社に違いない。


だからしつけが厳しく、

後輩に怒鳴り散らしてたんだ。



元ボーソー族といっても、

ちゃんとこうしてエリートの道を歩んでる人がいるんだと思うと

感動してしまった。



「よりくん、あんたは立派や。」



「は?」



あたしはよりくんの肩をポンッと叩き、

車の助手席に乗り込んだ。