BLUE〜よりくんと優子の物語〜



「マサヤン、ウーロン茶。」


よりくんが注文すると、

マサヤンはびっくりして聞き返した。



「ウーロンハイ?」



「ちゃう。ウーロン茶。」



「どないしたん。

体調悪いん?」



「誰かさん送って帰らなアカンから。」



その瞬間、

空気が止まったようにあたしはよりくんを見つめた。